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ひっこりんの冒険

息子の写真

偶然の二重露出(この写真は偶然に撮られたもので合成写真ではありません)




写真の説明:
 この写真(中央)は愛気が繭と一緒にひっこりんを秘密の場所に案内してくれた時の写真です。そして大きな写真は、他の日に彼の昼寝を撮った写真です。まず、なぜ二重露出した写真が出来たかの説明をします。
 ひっこりんは、当時カメラに凝っていました。アンティークな壊れたカメラを修理して使えるようにすることです。(たぶん今でもそんな趣味を持ってる方は多いと思いますが)この日、前日に組みあがったOLYMPUS35DCにフイルムを入れて愛気の勇姿をカメラに納めました。カメラテストでしたので、2,3枚撮っただけです。その後別のカメラ(OLYMPUS L1)にフイルムをいれなおし、しまって置いたんです。普段は撮った枚数分空シャッターを切ってそこから撮し始めるんですが、その作業を忘れていてそのまま昼寝中の愛気を撮った訳です。

出来た写真があまりにも旨く合わさっていたんで、こんな偶然が起きるんだ、光といい構図といい重なり具合といい絶妙なバランス。とても記念に残る1枚です。

この写真を撮った日のことを少し書きたいと思います。
この日は、久しぶりの休みでカメラテストのために子供達を誘って散歩に出かけたんです。少し家の近くを散歩するだけのつもりでした。しばらくして愛気がひっこりんに「ぼくの秘密の場所に案内してあげる」といってくれたんです。
もちろん断る理由もなく、繭も賛成したのでそこに一緒に行くことにしました。彼はどんどん山道を進んでいきます。目的地が解らないひっこりんは『いつも、こんなに遠くまで、こんな山奥まで遊びに来てたんだ』と、その成長と冒険心に戸惑いながら後を追いました。何軒かの牧場を通り過ぎ、小鳥のさえずりの中、山道をただ目的地に向かって進む愛気の後ろ姿を見ながら、子供の成長と、親が想像する以上の行動範囲に感心しました。しばらく車の入れない山道を登って着いたのは、辺りが木々に囲まれた小さなため池でした。ひっこりんが「誰か友だちと一緒に来るの」と聞くと、彼は一人で冒険に来て見つけたのだと言いました。繭も愛気と一緒に2,3回一緒に来たことがあると言っていました。愛気はこの秘密の場所の池の畔で水を眺めていたそうです。この日、ひっこりんは、子供の成長に感動を覚えました。ひっこりんの忘れていた子供の時の冒険者だった頃を見つけてくれたんです。

前回、繭の写真を載せたので今回は愛気の当時の写真を紹介します。






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